「病名」のメリット、デメリット

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あたりまえのことですが、

 

 

できることなら
かかりたくないのが「病気」です。

 

 

 

 

 

でも、

地球上には
たくさんの種類の病気があります。

 

 

 

そして、それと同じ数の
「病名」があります。

 

 

 

中には
意味もわからないのに
音のひびきだけで気分が
重くなってしまう「病名」も
ありますよね。

 

 

 

病気と診断されるということは
ある意味、

自分のカラダや心の状態に
タグが付けられる、
ということでもあります。

 

 

 

そして、それには
メリットデメリット
存在するように思います。

 

 

 

  「病名」が病気を重くする…

 

 

もちろん
「病名」がつけば、
治療の方針が決まり、

向き合う対象もはっきりして、
余計な不安に陥らずに
すむことがあるかもしれません。

 

 

 

とくに
精神にかかわる症状で悩む人は
「病名」がつくことで、
自分を責める気持ちが
一時的に和らぐこともあります。

 

 

 

ただ、

「〇〇病なんだから、もう今までと
同じように生活できない」と、

早々に落ち込んでしまう人も
よく見受けられます。

 

 

 

 

多くの人が多少なりとも、
「病名」からのプレッシャー
というものを受けているように
感じてしまうのです。

 

 

 

いかにコワそうで
手強そうな「病名」でも、

それにおびえて、
必要以上に深刻になるのは、
あまり得策ではありません。

 

 

 

もちろん、
病気とマジメに向き合うことは
大切だと思いますし、

けっして
病気そのものや、苦しんでいる人を
軽んじているわけではありませんが、

 

「病名」の受け取り方しだいで
病気と闘うチカラが左右されるのも事実です。

 

 

 

「病名」を聞いて必要以上に
不安になったり落ちこむと、

自律神経のホルモン分泌や
血流、体温などを調節する働きが
影響をうけて、

抵抗力免疫力が下がって
しまうからです。

 

 

 

そんな「病名」のプレッシャーで
病気の回復が遅れてしまうことも
あるように思います。

 

 

 

 「病名」は意外と肩すかし

 

 

そこで、ふと、

「病名」って、
それ自体がそんなに
意味があるのか、

そこまで奉らなければ
ならないのか、と思ったので、

 

 

 

「病名」のプレッシャーを
少しでも和らげる参考として、

いくつかの「病名」の
由来を調べてみました。

 

 

 

まず、

とくに得体の知れない威圧感を
感じやすいのは、
カタカナの病名です。

 

 

 

たとえば、

 

パーキンソン病、

 

メニエール病、

 

バセドウ病。

 

 

それぞれ
脳神経、内耳、甲状腺の病気で、

ご自分や身近な人が罹っている、
という方もいるかもしれません。

 

 

 

ただ、意外にも、
このムズカシそうな「病名」たちは、
病気の内容そのものとは
関係ありません。

 

 

 

これらは

すべて「人の名前」です。

 

 

 

「パーキンソン」はイギリス人の
ジェームス・パーキンソンさん、

 

「メニエール」はフランス人の
プロスペル・メニエールさん、

 

「バセドウ」はドイツ人の
カール・フォン・バセドウさんのこと。

 

 

 

ほかにも、
アルツハイマー病、橋本病、クローン病などなど、

多くの「病名」に
病気を発見したり、研究した人の
名前がつけられています。

 

 

 

どれも
病気のこわいイメージと
結びついてしまって、
単なる人名には聞こえませんよね。

 

 

 

それに、

 

「がん」

 

「リウマチ」

 

「膠原病(こうげんびょう)」

 

などもググってみたら、

 

 

 

病名の由来は思ったよりも
拍子抜けするものでした。

 

 

 

「がん」
言わずと知れた
コワい病気の代表格ですが、

病名の由来は

「岩(いわ)」です。

 

 

 

昔の中国で、

患部に岩のように
硬いしこりができるので、

「岩」の旧字体の「巖」の一部を
使って「癌」としたそうです。

 

 

 

江戸時代、乳がんの切除治療をした
花岡青洲が書き残した記録にも
「乳岩」と書かれています。

 

 

 

「癌」という字だけで
おそろしいイメージが湧きますが、

その意味は単に「硬い」ということ
だったんですね。

 

 

 

「リウマチ」という名前も、
摩訶フシギなイメージがありますが、

もともとは古代ギリシャ語の
「流れる」という意味です。

 

 

 

当時のギリシャでは、
カラダの中に悪い液体があって、

それが体内を流れて痛みが出る、
と信じられていたので、そう呼ばれたのだそう。

 

 

 

もちろん、今は
そんな液体は存在しないことが
分かっているので、

「リウマチ」という名前は
医学的に意味はないのです。

 

 

 

さらに、

「膠原病」

 

 

 

この病名の意味は
「コラーゲン」です。

 

 

 

昔、膠原病は
関節や組織をつなぐコラーゲンの異常で
発症すると考えられていて、

コラーゲンという言葉にあたる
日本語がなかったため、

当て字で「膠原」という漢字を
使ったそうです。

 

 

 

今では膠原病は
免疫機能の異常で起こることが
判明しているので、

この病名も当て外れ、
ということですね。

 

 

 

耳にするだけで
ビビッてしまう病名でも、

じつはただの当て字だったり、
昔のカン違いがそのまま
使われていることがよくあるのです。

 

 

 

  「病名」とハサミは使いよう?

 

 

 

「病名」自体には
たいして意味がないとわかっても、

それだけで病気が軽くなるわけでは
ありません。

 

 

 

しかし、
病気を正しくおそれて、
病気に負けないためにも

「病名」から来る不要なプレッシャー
取り除いておくのが肝心です。

 

 

 

その良い例として
参考にしたいのが、

ジャズピアニストの
国府弘子さんのお話しです。

 

 

 

2009年に乳がんにかかって、
手術、闘病をされたのですが、

ホルモン治療の副作用からの
精神的なダメージで心が病んでしまい、

「目が覚めると絶望しかなかった」
という、うつ状態になってしまったそうです。

 

 

 

そんな国府さんに寄り添っていた
ご主人が見かねて、
ある提案をしたそうです。

 

 

 

それは、

がんを「がん」でなく
「ぽん」と呼ぼう、

ということ。

 

 

 

自宅の中では
「がん」という言葉を使わずに
「ぽん」と言いかえることに
したそうです。

 

 

 

すると、

それがきっかけになって
国府さんに変化が出てきました。

 

 

 

「気がつくとそれだけで心が軽くなった」
そうなのです。

 

 

 

そして、数年かかって
病気を完全に乗り越えられました。

 

 

 

その体験をご自身のブログや
新聞記事で公表したのですが、

同じつらい体験をもつ方から、
共感や「とても励まされた」という
多くの声が寄せられたそうです。

 

国府弘子 ひろこダイアリー:5/25朝日新聞“ガンじゃなくぽんと呼ぼう”反響大〜ライブ共演報告〜今後のライブ 国府弘子オフィシャルブログ - livedoor Blog(ブログ)blog.livedoor.jp

 

 

NHKの番組でも取り上げられて
反響を呼びました。

 

 

NHK Eテレ『がんをぽんと呼んでみたら ジャズピアニスト・国府弘子』3月21日放送 - amassジャズピアニスト・国府弘子のドキュメンタリー、NHK Eテレ『ハートネットTV リハビリ・介護を生きる「がんをぽんと呼んでみたら ジャズピアニスト・国府弘子」』が3月21日(水)放送 amass.jp

 

 

 

国府さんは
この経験を通して
たくさん学ぶことがあり、

それがその後の音楽活動に
生かされている、
と語っています。

 

 

 

さて、

もしあなたが
「私は○○病だから」というだけで
元気をなくしてしまったり、

ふさぎ込んで
しまっているとしたら、

少し、その状態を見つめ直してみませんか?

 

 

 

病院やクスリまかせに
するだけでなく、

今、カラダに起こっていることを
自分ごととして捉えながら、

ユーモア自分らしさを忘れずに
向き合えば、

健康への近道がさらに
見えて来るかもしれませんよ。

 

 

 

 

 

あなたとお会いできることを楽しみにしています。

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