いつも疲れやすい…。

朝はよくても
夕方には
バッテリー切れしてしまう…。

そう感じることはありませんか?
今、
「なんとなくの疲労感」を
感じている人が
とても多いような気がします。
その原因は
いくつもあげられます。
睡眠不足、
運動不足、
食べ物の偏り、
血行不良、などなど。
その対策として、
睡眠を長めにとったり、
運動を心がけたり、
サプリメントで栄養を補ったり、など、
さまざまな方法があります。
もちろん
そのどれもが大切です。
「疲労感」の正体は
乳酸が筋肉に溜まる、とか、
神経伝達物質のアデノシンが
増えすぎる、とか、
医学的に説明できるかもしれません。
ただ、
それ以外にも、
見落としがちな
ある大切な要素が
深くかかわっていることに
お気づきでしょうか。
もし、
あなたの疲れの原因が、
はっきりとしないならば、
「それ」が関係しているかもしれません。
その原因とは、
「心」の疲れです。
ちいさな子供でない限り、
生きていくためには
本当にしたいことをガマンしたり、
どこかで自分を抑えながら生活しています。
とくに日本人は、
「~ねばならない」ことを
ガマンしてやり続けることは
美徳であり、
それこそが社会の一員としての
踏み絵のようなもの、
と考える傾向があるような気がします。
カンタンに言えば
それが「ストレス」と
呼ばれるものですが、
得てして
「心」というのは、
ストレスに対して
消極的な反応しか
しないようにできています。
その反応は、いわば、
『事なかれ主義』。
「本当はイヤだなあ」と
感じていても、
「心」は
その感情をなだめながら、
できるだけ
オモテに出さないように
フタをして
溜め込もうとします。
そのかわりに
「これが正しいんだ」
「私は人の役に立っている」
と、
前向き思考で
本心をゴマカそうとする
習性もあるのです。
そうやって、
「心」はいつも
さまざまなストレスに対して、
見えない所で
ガンバってしまうのです。
ところが
「頭隠して尻隠さず…」。
その
ガンバリすぎのムリがたたると、
言葉や感情で表現できない代わりに、
巡り回って、
カラダの方へ負荷が
かかってしまいます。
そして、
「理由はないけどなんとなく疲れる」
「ガンバリたくても身体がついていかない」
という状態を
引き起こしやすいのです。
医学的にも、
心の持ちようが
自律神経の働きに
とても影響することが
確認されています。
「心の疲れ」をほどくには
とはいえ、
私たちは
社会的な生きものです。
100%好きなように、
自分勝手に生きていくことは
できません。
だからこそ、
時々「心の疲れ」をほぐして、
ムリな緊張を解いてあげることが
とても大切になってきます。
そこで、
「心の疲れ」を
なるべくためないようにする
シンプルで手軽な方法が
あります。
それは
「呼吸を
ゆっくり調えること」。

「なあーんだ、そんなこと?」
と思われるかもしれませんね。
でも、あなどるなかれ。
呼吸のチカラはすごいんです。
たとえば
「ためいき」にも
役目があります。
気分が落ちた時に
「はぁ」と息を吐くのは、
酸素を取り込んで
リフレッシュするために、
体内にたまった空気を
吐きだしているのです。
それと深呼吸。
気分転換をしたり、
落ち着こうとする時、
自然と深呼吸をしますよね。
これも
呼吸のチカラを使って
ココロを調える行動です。
じっさい、
瞑想やヨガ、武道で
とても重要視しているのが
呼吸法です。
なぜかというと、
呼吸によって
「ムリしてがんばるかくれた心」と
結びつきが深い自律神経と
つながれるからです。
自律神経は、
呼吸や心臓の鼓動、
体温調節など、
カラダを自動で
コントロールしています。
でもそのなかで、
呼吸だけは、
意識すれば
自由に息を止めたり、
ピッチを変えることができます。

呼吸だけが、
自律神経と結びつきの深い
「ムリしてがんばるかくれた心」との
『架け橋』になれる、
ということなんです。
これを使わない手は
ありませんよね。
といっても
やり方にこだわったり、
ムズカシく考える必要は
ありません。
好きなスタイルで、
いつもより大きく、ゆったりと
呼吸をととのえる時間を
生活に取り入れてみるだけで
いいのです。
そうすれば、
「心の疲れ」がすこしでも
ほぐれてくる糸口が
見つかるもしれませんよ。
「それだけじゃ物足りない。
もっと本格的に
心とカラダの疲れを取りたい!」
という方は、
「心とカラダの専属トレーナー」に
ご相談くださいね。