あなたは
「自分のミス」を
どれくらい許せますか?
できれば
ミスなんかしたくない、
なんでもソツなく
スマートにこなしたい、
と思うのが人情ですよね。
とくに、
少しの抜かりでも
つついて来るイヤな上司とか、
あなたの言動にいつも
目を光らせるライバルがいたら
なおさらです。
でも、どんな人でも
ミスを100%なくすことは
できません。
精密な機械や
コンピューターのデータだって
「バグ」は必ず発生するくらいですから。
でも、今は何かと
「ミスなく、もれなく、正確に」
が要求される時代です。
そんな風潮が私たちに
想像以上のストレスを
引き起こしています。
なぜなら人間は、
うっかりミスをする生きもの
だからです。
それは
アタマの思考について
だけではありません。
じつはカラダも
うっかりミスをよく起こしているんです。
それも毎日、毎秒ごとに。
病気は「コピー」の取りちがい
その「うっかりミス」は
何十兆もある細胞の
遺伝子DNAで起きています。
細胞は絶え間なく分裂することで
新陳代謝を繰り返します。
そうやって毎日数兆個の
あたらしい細胞が生まれて
くるのですが、
分裂する時にDNAの情報が
まちがってコピーされることが
けっこうあるのです。
DNAは設計図ですから、
まちがった設計図からは
おかしな細胞が生まれて
しまいます。
そんな細胞が特定の場所に
たくさんできると、
その部位は病気になってしまいます。
たとえば、
それらが増殖するとガンになり、
神経内でごっそり死んでしまうと
アルツハイマーやパーキンソン病に
なるといわれます。
でも、安心してください。
(「はいていますよ」じゃありません💦)
カラダにとって
それは想定内のことなんです。
そのミスを修復する仕組みがちゃんと
用意されているんです。
『ミスマッチ修正タンパク質』
と呼ばれる数種類のタンパク質が、
このミスコピーを修復していることが
研究でわかってきているんですね。
そういう仕組みがあるということは、
始めから「うっかりミスは起こるもの」と
カラダが承知している証しといえますす。
「客人」だから決断できる?
それでも、いくつかの細胞は
修繕係のタンパク質の
働きも空しく、
まちがった設計図のまま
成長してしまいます。
ところがどっこい、
またまた
それも想定内なんです。
そういう細胞は
自分から自滅するようになっているんです。
その仕組みは
「アポトーシス」(細胞自然死)
と呼ばれています。
たとえば、
人間の胎児は
妊娠6週目あたりで
「しっぽ」が生えてきます。
当然ながら、
人間にはしっぽは必要ありません。
それは人間の祖先が
しっぽをふって歩いていた時の名残りです。
そして
妊娠10週目くらいになると
そのしっぽは消えてしまいます。
尻尾の細胞がみずから
「自滅」する判断をするわけですね。
そしてその「自滅」の判断を
だれが下すのかというと、
あのミトコンドリアです。
以前にも書きましたが、
ミトコンドリアは細胞のエネルギーを作る
発電所です。
『人間の10%はエイリアン⁉』こんにちは。 『あなたの心とカラダの専属トレーナー』脇山あきらです。 タイトルをみて、 宇宙人が人間に紛れて潜伏してるとかのトンデモ話? と思わ…ameblo.jp
そして
そのチカラが欲しいがために
もともと海を漂っていた
ミトコンドリアを、
我々の先祖が体内に
取りこんだのです。
いわばミトコンドリアは
細胞内の「客人」。
だから客観的に「自滅」する判断が
できるのかもしれませんね。
(ミトコンドリアさんに聞いたワケでは
ないので、わかりませんが…)
クヨクヨするよりリフレッシュ!
この
ミトコンドリアや
『ミスマッチ修正タンパク質』が
正常に働かないと、
おかしな細胞が
増えてしまったり、
逆にまともな細胞が
死んでしまったりします。
そして最近、ますます増えている
食品や空気の中の化学物質、
有害な電磁波、放射線などが、
遺伝子DNAのコピーミスを
引き起こす要因になっていることが
知られています。
そういった環境の変化に
ミトコンドリアや
『ミスマッチ修正タンパク質』の
はたらきがどんどん追いつかなく
なっているんですね。
だからこそ、
DNAのコピーミスを増やさないような
食事や生活習慣を身につけることが
とても大切です。
わたしたちの普段の生活でも、
小さな間違いをくよくよ
悩んでいるだけでは
うっかりミスは減りません。
おもいっきりリフレッシュをして
気力を充実させる方が
頭も冴えて生活のパフォーマンスも
上がりますよね。
それと同じように
細胞やミトコンドリアの
「元気」を充電して
修復のパフォーマンスを
上げておきましょう。
そんな時こそ「これ」を
活用してくださいね!