新しいチャレンジをしてみたい、
子どものころの夢を叶えたい、
独立して自分の力で生きていきたい、
でも、
どうしても一歩が踏み出せない。
そんな想いに
経験はありませんか?
あるいは、
なにかに前向きに
挑戦している人を見て、
「あの人とくらべて
どうしてワタシは勇気がないんだろう」
と、思ってしまったことは
ないでしょうか?
なぜ自分は
あたらしいことに尻込みして
チャレンジできないのか、
ほとんどの人が
その理由をわかっていません。
それは単に
勇気がないから、とか、
意志が弱いから、ということ
ではないのです。
勇気や意志は
あくまで表層的なもの。
その土台になる
「ある感覚」が不足していることが
冒険できない本当の理由なのです。
その感覚とは
『安心感』です。
安心したら現状に満足して
やる気が起きないんじゃないの?
と思うかもしれませんが、
そうではありません。
ある心理学の研究で、
まだハイハイ歩きの赤ちゃんの行動を
分析する実験が行われました。
まず、母子2人きりの実験室の中で、
お母さんが赤ちゃんのやることを
すべて受け止めてあげて、
充分コミニュケーションをとります。
そうすると、
上機嫌になった赤ちゃんは
お母さんをいつでも戻れる
「安全基地」にして、
部屋の中を探検しはじめました。
しかし、そのあと
お母さんが態度を一転させて、
赤ちゃんが何をしても無表情で
一切反応しない演技をすると、
赤ちゃんは戸惑い、
必死でお母さんに自分を
認めてもらおうとします。
そして
しばらくすると
冒険どころではなくなって、
しゃがみ込んで泣き叫んでしまいました。
お母さんが
「安全基地」であるかどうかの
違いだけで、
赤ちゃんの行動がまったく変わって
しまったのです。
これは
大人にしても同じです。
だれでも冒険する時は
一人で決断したり行動しなくては
なりません。
でも、
その孤独な冒険を
後押ししてくれるのは、
「何かに支えられている」という
安心感なのです。
人によって、それは
大切なだれかとのつながりだったり、
経済的な余裕だったり、
さまざまかもしれませんが、
「支えられている」という自覚が
人を積極的にさせてくれるのは
確かです。
ただ、
私たちオトナは
赤ちゃんのように「安全基地」として
だれかにずっと見守り続けてもらう
わけにはいきませんよね。
だからこそ
大切なのは、
自分自身が自分を受け入れ、
支えになることなのです。
当然ながら、
あなたのいちばん近くにいるのは、
あなた自身です。
いちばん近い存在だからこそ
揺るがない安心感を
与えることができるのです。
それが「自分を信じる」ことの
真の効用です。
積極的になりたい、と
背伸びをするだけでは
「冒険」のチャンスを生かすことは
できません。
不安や孤独を紛らわすだけの冒険は、
「単なる逃げ」でしかないからです。
今思えば、
私(セラピスト)が患っていた
「こんなことしている場合じゃない病」
それと似たようなものでした。
ただ、ありがたいことに
「心の安全基地」というのは
だれかや何かに頼らずとも
自分で作り出すことができるのです。
心理セラピーは
そのお手伝いをすることができる手段です。
もし、あなたが今、
何かにチャレンジをしたい、
あたらしい自分を感じたい、と
思っているならば、
「心の専属トレーナー」と二人三脚で
「揺るがない安心感」を育ててみませんか?