の続きです。
長年の想いが叶って
訪れたスリランカに、
第二のふるさとのような
懐かしさを感じながら、
さっそく到着の翌日から
施術会が始まりました。
初日は
滞在しているお寺から
車で1時間ほどの
ガンパハという町のお寺へ。
仏陀像が安置されている
お寺の一室で施術が始まりました。
CS60を初めて見る人たちは、
「こんな小さな金属の物体で
何をするんだろう?」
というような不安げな表情。
ただ皆さん、
それぞれ深刻な身体の悩みを
かかえているようで、
見たこともない施術法に
よせる期待感もひしひしと
伝わってきます。
いざ、施術を始めてみると、
筋肉や腱が石のように
ガチガチだったり、
皮膚の表面が鉄板のように
硬くなっている人がかなりいました。
海外で施術をすると、
身体のとどこおりが
ハンパでない人に
頻繁に出会います。
スリランカのように
農業などの肉体労働者が多い国は
なおさらです。
慢性的な不調などは後回しで、
日々の生活に追われて
しまうんでしょうね。
そのような、
かなり手強い状態をほぐして、
身体をスムーズに
調えようとすると、
当然、痛みが強烈に出る場合も
多くなります。
でも、
かえってその痛さによって
「これはひと味ちがうゾ」と
何かを感じてくれているようで、
前向きな笑顔(のように見える💦)で
施術の痛みを乗り越えようと
してくれます。
そんな状況で、
ワタシがあいさつ以外に
覚えた最初のスリランカの言葉は2つ。
1つは、
「レデナワデ?」
〔痛いですか?〕
それと、
「サニーパイ」
〔気持ちいい〕。
この2フレーズを駆使しながら
施術をしました。
施術を受けた方は、
手足が軽くなったり、
どうしてもとれなかった痛みが
ラクになったり、
多くの方が手応えを
実感してくれたようです。
日本語ガイドの方も
施術に付き添ってくれて、
身体の状態や
施術の感想も通訳してもらいました。
この女性は右手がいつも震えて
紅茶のカップが持てなくなって
しまったとのこと。
10分ほど施術して、
ガラスのコップを持ってもらったら
震えが止まって、
「これで紅茶が飲める!」と
喜んでくれました。
(スリランカの人は皆さん紅茶好きです)
この親子は、
25年来の頭痛と
8年続いているヒザの痛みが
とても軽くなったと喜んでくれました。
この日は
一人一人に時間をかけて
27人を施術しました。
さすがに燃え尽きた…。
さて次の日は、
田舎エリアにある
老人ホームの施設へ。
ホーム自体はまだオープンして
いませんが、
近所に住む人たちが
集まって来ました。
この地域は
巻きたばこの産地で、
葉っぱの栽培や加工で生計を
立てている方が多くいます。
やはり田舎に行けばいくほど、
身体を酷使している人が多い!
という印象。
ご老人でも長年の
肉体労働の影響で、
身体が悲鳴をあげている方が
多かったです。
この日は朝9時から夕方まで
ひっきりなしに施術を希望する
人が集まり、
1日でなんと53人を
施術することに!
いつもは
「CS60は施術すればするほど
施術者も元気になります」とか
言っているのですが、
さすがに疲労コンパイ。
疲れた…。でも、
この笑顔を見たら、
疲れも吹っ飛ぶ気分でした。
しかし、じっさいは
ワタシのカラダは
そんな状態ではなかったようです…。
風邪にやられた!
次の日。
朝起きてみると、
カラダがなんかおかしい…。
アタマがガンガン割れそうで、
ノドが痛い、身体がだるい。
どうやら風邪にかかって
しまったようです。
昨日までの疲れと、
乗り継ぎで一泊した
上海との気温差で
体調を崩したのかも…。
困ったことに、
声がまったく出ない!
のどが痛くて食事や飲み物が
飲み込めない!
幸い平日で来る人も少ないので、
この日は完全オフにして、
ひたすら横になることに。
(この景色を眺めながら、ひたすら寝てました)
次の土曜日には沢山の人が
施術を受けに来てくれたのですが、
症状はいっこうに良くならず。
しかたなく、
もう1日休ませてもらうことに
しました。
外国で体調をくずすのは
心細いものですが、
2人の僧侶やスタッフが
いろいろ世話をしてくれて、
気持ちが不安になることは
ありませんでした。(感謝です)
なんとか丸2日寝込んで、
少しは良くなってきたので
次の日は施術を再開。
のどの痛みと闘いながら、
順番待ちの人の列に
プレッシャーを感じつつ、
この日も50人近い方々を施術しました。
しゃがれ声で国家斉唱?
体調の回復もそこそこに、
次の日はお寺の運営する幼稚園へ。
園児たちに迎えられ、
歓迎セレモニーも開かれました。
この時、日本とスリランカの
国歌を歌うことになったのですが、
じつは
こんな機会もあるかもしれないと
ひそかにスリランカ国歌を
練習していたのです。
ただ、このしゃがれ声で
歌えるか不安…。
マイクの助けを借りて
なんとか歌い切りました。
園児たちと、
スケさんカクさんみたいな
若い2人の通訳(英語)兼助手に
見つめられながら、
半日かけて20人近い
幼稚園の先生や関係者を
施術したのでした。
スリランカはアーシング先進国
旅の後半は
スケジュールに余裕を持たせて、
「ゆったり過ごしたり、
観光でもしようかな」
ぐらいに思っていたのですが、
2日間休んだために
施術を受けられなかった人や、
もう一度受けたいという
リピーターの人が止まず、
けっきょく
帰国日のギリギリの
時刻まで施術することに
なってしまいました。
まあ、大変でしたが、
それだけ沢山の方々に
期待されていたことを
とてもうれしく感じました。
けっきょく、
あわせて7日間施術しましたが、
スリランカ人の傾向として、
ヒザから下の不調を抱えている人が
相対的に多いのが印象的でしたね。
ヒザの痛みと足の甲の痛みが
セットになっている人も
多かったです。
スリランカの人は
たいていサンダルなので、
普段から足の甲を
よく使っているからなのか?
確証はありません。
また、
足元といえば、
スリランカでは
お寺や家の敷地の中では
ハダシで過ごすのが普通です。
それを見て、
「スリランカはアーシング先進国だ!」と
一人悦にいったワタシでした…。
皆さんの足ウラも
とってもたくましかったです…。
(「足ウラがたくましい」って表現、
あまりしないか…💦)
そんなこんなで
最終日の施術を終えた後、
ナラダさん、サラダさんに
祈りの儀式を行っていただき、
そして、
またいつか戻ってきたいと
切に思いながら、
名残り惜しくも
帰国の途に就いたのでした。
CS60施術者に伝えたい…
そういうわけで、
しつこい風邪に苦しみながらも、
200人以上のスリランカの人々に
施術させていただいた今回の旅を
無事、終えることができました。
まだ3か国しか経験していませんが、
海外施術ボランティアで
いつも感じるのは、
長年のつらさや痛みに
希望の光が見えた時、
どの国の人も、
とても良い笑顔を見せてくれる、
ということです。
もしかしたら
その笑顔が見たいがために、
施術の旅を続けているようにも
思えてきます。
カラダの悩みは万国共通。
それが解決した時の喜びも
万国共通です。
ワタシなんかが
おこがましいかもしれませんが、
1台のCS60と施術者がいれば、
世界中どこへ行っても
奇跡は起こせる…
そんなCS60の「モバイル能力」に、
すごい可能性とポテンシャルを感じます。
CS60施術者の皆さん、
世界は私たちが思う以上に、
CS60を待っていますよ!
これからも
スリランカ仕込み(?)の施術で、
日本の皆さまにも
笑顔になっていただけるよう、
がんばります。
今回の旅の動画は
YouTubeにアップしてありますので、
ご興味があればご覧になってくださいね。
以上
スリランカの旅のご報告でした。
最後までお読みいただき、
ありがとうございました。