マイナス感情の「ウラの顔」

更新日:

 

 

朝、目が覚めたら
カラダがだるくて、
熱を測ったら38℃!

 

とか、

 

 

 

突然おなかが
ゴロゴロしだした!

 

 

 

そんな時、あなたは
真っ先に何をしますか?

 

 

 

たいていは
解熱剤や下り止めの
クスリをのみますよね。

 

 

 

高熱でフラフラ、
おなかがゴロゴロでは
何も手につかないですからね。

 

 

 

ただ、
体調不良のたびにいつも
クスリでやり過ごすのが
習慣になると、

 

 

 

「不快な症状がないことこそ健康の証し」
と考えて、

 

 

 

少しでも症状が出ると
健康の大敵とばかりに
取り除こうとしがちです。

 

 

 

それはそれで
悪いことではないのですが…。

 

 

 

でも、
その考え方が行き過ぎてしまうと

かえって
本当の健康から遠ざかってしまう、
と言う専門家も多くいます。

 

 

(もうちょっとだけ健康ウンチク話におつき合いください…)

 

 

 

なぜかというと、
「症状」にはかならず
「役割」があるからです。

 

 

 

熱が出るのは苦しいですが、

身体が発熱することで、
侵入してきた細菌やウィルスを
やっつけてくれます。

 

 

 

おなかゴロゴロもつらいですが、
それは悪い食べ物や
体に合わないものを排出するため
腸が頑張ってくれているのです。

 

 

 

それらを無視して
クスリなどで「症状」だけを抑えると、

身体が自分で治ろうとする
自然治癒力も一緒に
妨げてしまう、というわけです。

 

 

(お待たせしました。ここからが本題です)

 

 

 

じつは、心にも
まったく同じことがいえます。

 

 

 

マイナス感情が出てくると、

 

 

「このさみしさを消し去りたい」

 

 

「収まらない怒りをなんとかしないと」

 

 

「こんなことで傷ついちゃいられないんだ」と、

 

 

 

マイナス感情を心の「症状」と捉えて、
やっきになって消そうとします。

 

 

 

つらいのですから、
それもムリはありません。

 

 

 

でも、
ただの「症状」として
扱われたマイナス感情は、

ムリに抑えれば抑えるほど
さらに強くなって迫ってきます。

 

 

 

一時的に他の何かで
気を紛らわせたとしても、

すぐに元に戻って、
前より苦しみが増すことも
あります。

 

 

 

それは感情が
「ワタシは単なる”症状”じゃない!」

と訴えて暴れているからです。

 

 

 

そんな時にこそ
マイナス感情の見方を
すこし変えてみましょう。

 

 

 

すると、

 

 

「さみしさ」は、

自分にとって
大切なものは何か、
大切な人はだれなのかを
示してくれる羅針盤なんだと
気づけるかもしれません。

 

 

「怒り」を
現状を打ち破ろうとするパワーの
顕れだと感じられるかもしれません。

 

 

ズキズキ癒えない「心の傷」も
今も無垢なやさしさが
心の中に残っていることを
教えてくれているのだと
思えてくるのです。

 

 

 

マイナス感情は
たんなる「症状」でなく、

自分が回復していく上での
「心の好転反応」でもあるんです。

 

 

その役割に気づいてあげれば、
マイナス感情たちは
本当に必要なメッセージを
おだやかに伝えてくれるはずです。

 

 

 

 

ただ、
感情の役割に気づけるようになるために
大切な条件が1つあります。

 

 

 

それは
身体の回復には
安静が必要なのと同じように、

 

 

心にも「安静」を確保してあげる、
ということです。

 

 

自分を責めたり
ダメ出しをするのを
ちょっとストップして、

心静かに
マイナス感情と
やさしく向き合ってみてほしいのです。

 

 

 

それだけで
心の自然治癒力は
増してくるはずです。

 

 

 

とはいえ、
「症状」に悩んでいる時ほど、

心の中は
嵐の海のように荒れて
安静どころではないかもしれません。

 

 

 

もしも
あなたが今
そんな状況だとしたら、

 

 

「心の専属トレーナー」と二人三脚で
心の「症状」をいっしょに
見つめ直してみませんか?

 

 

 

あなたとお会いできることを楽しみにしています。

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