「野菜を食べなきゃ」
「体にいいものを選びたい」
私たちはよく、そう“言葉”にします。
でも——
その言葉と、本当の気持ちが
ズレていることって、ありますよね。
そんなことを思い出させてくれるのが、
マクドナルドのある出来事です。
世界100ヶ国以上で
愛されている、あのマック。
毎日6900万人が利用する、
言わずと知れた世界的企業です。
そんなマクドナルドが、
かつて挑んだことのある
「健康志向」へのチャレンジを
ご存じでしょうか?
2005年、
「もっとヘルシーなメニューを増やしてほしい」
という市場アンケートの声を受けて、
マックは新商品を投入します。
その名も
「サラダマック」シリーズ。
シャキシャキのレタスや
トマトをたっぷり使った、
低カロリーで栄養バランスのいいバーガー。
今までにない、体にやさしい
ラインナップでした。
けれど——
結果は、まさかの不人気。
話題になることも少なく、
ほどなくして姿を消しました。
一方で、
変わらず選ばれ続けたのは、
クオーターパウンダーや
ダブルチーズバーガー、
てりやきマックバーガーなどの
“定番・がっつり系”。
「ああ、やっぱりこれだよね」と
手が伸びてしまう、あの味。
ほんの少しの背徳感すら、
なぜか心地よく感じさせてくれる
ミリョクがありますよね。
じつは
塩っ気や油っぽさの中に
多くの人が満足感や安心感を
求めていたのかもしれません。
つまり——
「ヘルシーなのがいい」と
言っていた人たちは、
実際には真逆の選択を
していたのです。
世界的な大企業でさえ、
言葉と行動のズレを見抜けなかった。
どうして、こんなことが
起こるんでしょうか?
なぜ、人は
「言っていること」と
「していること」が
こんなにもズレてしまうのでしょう?
じつは私たちの“行動”を
動かしているのは、
言葉ではなく、もっと奥深くにある
「潜在意識」なのです。
頭で考えているのは「顕在意識」。
でも、その奥にある「潜在意識」が、
日々の選択や行動を、
知らず知らずのうちに動かしています。
そしてこの潜在意識は、
頭では捉えにくい代わりに、
カラダの感覚と深くつながっています。
「なぜか、この場所に行きたくない」
「この人と一緒にいると、なぜか疲れる」
そんな“理由のない違和感”を、
先に察知してくれるのは、
いつもカラダのほうですよね。
私たちは時に、
自分の言葉にさえ
惑わされてしまう。
でもカラダは、
ちゃんと本当のことを知っている。
だからこそ——
カラダの声に、そっと
耳を傾けてあげることが
とても大切なんです。
CS60の施術では、
そんなカラダの声に
静かに寄り添う時間を、
大切にしています。
「思っていた以上に呼吸が浅かった」
「こんなに体がこわばっていたなんて」
そんなふうに、カラダを通して
“今の自分”に気づくことができるのです。
忙しさのなかで、自分を見失いそうなとき。
「ちゃんとしなきゃ」という言葉に
自分を縛ってしまいそうな時こそ——
ほんの少し、立ち止まってみませんか?
カラダの感覚に意識を向けることで、
あなたの中の「ほんとうの声」が
聞こえてくるかもしれません。
……そして、
うっかり食べてしまった
クオーターパウンダーの罪滅ぼしに、
CS60の施術でカラダに優しく
おわびするのも、
悪くないかもしれませんね。
カラダは今日も、
誰よりも正直に、生きてくれています。