あなたの中には『資源』が眠っています。
自分の本質を知りたい
という願望、だれでも持っているはずです。
「自分を知る」ことは、とても大切です。
『彼を知り己を知れば百戦危うからず。』
「相手や状況がどんなであれ、自分のことをよく知っていれば、決して負けることはない」という意味です。
私たちは戦をしているわけではありませんが、
孫子の兵法書に記されているこの言葉は、身に起きる事にたいする大切な心がまえを示しています。
心の中にあらわれる不安や悩みに対しても同じです。
感情が心を乱そうとしても、自分のことをよく知っている人は、落ち着いて対処できます。
長所、短所、個性、考え方のクセ。わかっているようでいて、じつは自分では、ほとんどわかっていません。
自分の顔は毎朝、鏡を見て知っていると思っています。しかし、人と話している時や感情が表に出た時に、自分がどんな表情をしているのか、は知らない人がほとんどです。
自分らしく、楽しく生きたければ、まず第一に『自分を知る』ということに取り組むべきでしょう。
たしかに『自分探し』に時間をかけるのは、現代人には難しいことです。
私たちは便利な文明社会に暮らす一方で、時間に追われ、気持ちの余裕をなくしがちです。
心理療法を行う側も、施療のゴールを、問題なく社会生活を送れる事に設定するのが主流になりつつあります。
しかし本当は、問題の先にある、自分はどういう人間なのか、という探求に、心理療法やカウンセリングの一番の存在価値があるのでは、と考えます。
ところで、
こんな気持ちになることはありませんか?
「何に対しても自信が持てない」
「他人の目が気になってしまう」
「人と比べて劣等感を消せない」
「自分が何をやりたいのかわからない」
「肝心な時に一歩が踏み出せない」
「自分を知る」ことで、
「なぜ悩むのか?」という理由がわかります。
そして、そこから自由になり、自分らしい生き方を見つけることができます。
別名『謙虚すぎるセラピスト』と呼ばれる私も、長年、『生きづらさ』とともに過ごしてきました。
克服できたか、と問われると、自信満々で「はい」とは言いきれません。
でも今は、時々訪れるマイナスな気持ちとうまく付き合いながら、以前よりポジティブな気持ちを保てています。
それこそ、つい数年前までは、道をさまよっていた日々でした。
だからこそ今のあなたの気持ちがわかります。
あなたのことを他人事とは思えません。
ただ、「まったく新しいあなたに生まれ変わります」とは、申し上げられません。
なぜならば、
今までの自分を、すべて捨て去ることはできないからです。
また、捨て去る必要はないのです。
良い所、悪いと思っている所、かかわらず自分のあらゆる個性を否定せずに受け入れることで、自然とあなたらしい生き方は見えてきます。
よく私は思っていました。
私自身も、本を読んで勇気づけられたり、心理カウンセリングを受けてみたり、『心』にかかわるいろいろな勉強をさせてもらいました。
そして、自分を深く知る、個性を伸ばす方法を調べました。
古くは『精神分析』から最近の自己啓発系ジャンルまで、、、。
(『精神分析』についてはこちらから)
心についての技法や知識を学ぶ過程で、いちばん肝心だと感じたのは、
どうやって自分に合うようにカスタマイズできるか、ということでした。
それができれば、有益な情報もどんどん吸収して、自分のものにしていけるでしょう。
でも、それが難しかったのです。
例えば、ウエスト周りは、色合いは?と、自分にぴったり合った洋服をしつらえてくれる『心の仕立て屋』のような存在がいたら、、、もっと早く、自分の可能性に気がついていた、、、。
そして、自分が今どちらに向いていて、どこへ向かえばいいか、教えてくれる存在、迷った自分をナビゲートしてくれる人がいたら、どんなにいいだろう、、と。
だれの助けを借りなくても、自然に個性や長所を表現できる人は確かにいます。
そういう人は「自己肯定感」が高く、どこかしら輝いて見えます。
世の中ではそういう人を「天才」と呼ぶのかもしれません。
「天才」たちは大体、「人は誰でもすごい素質をもっている」と言います。
それを耳にするたびに、この人だから言えるのだろう、と思ってきました。
しかし近年、
心理学や脳科学の研究によって、だれの脳や心にも、秘められた可能性が宿っていることが明らかになってきました。
しかし、その可能性を実際に引き出すためには、どこをどうやって、、、。
自分一人では何もわかりません。
実際、自分の長所や個性をあらかじめ把握していないと、その宝物が一瞬「キラッ」と輝いても、そのまま通り過ぎてしまうことが多いのです。
その「キラッ」を見逃さず、あなたの気づきにあわせて、一緒に育てていくのが心理セラピストの役目です。
心の専属トレーナーを持ちましょう
「結果にコミットする」で有名な某フィットネスジムには、ダイエット効果やマッチョボディを手に入れたい人が、たくさん通っています。
このフィットネスジム、利用者は何にお金を払っているのでしょうか?
特別な設備があるから?もちろん、設備は素晴らしいのでしょうが、それだけではなさそうです。
同じ運動をしようとすれば、他の安いジムや公共施設、自宅でも、工夫次第で同じほぼ運動はできるのではないでしょうか。
(あくまで素人の見解です)
このジムの「売り」を調べると、その人ごとの目標達成メニュー、マンツーマントレーナーの指導、心理カウンセリングなど、きめ細かいサービスが人気の核のようです。
成果を上げてスレンダーボディやムキムキ筋肉を手に入れた人達の写真が、ホームページにたくさん載っています。
このように、形のある身体でさえ、専属トレーナーがいると結果がまったく違ってくるのです。
ましてや、思うように操ることができない心を思い通りに変えるのは、独りでは至難の業です。
一人で悩んで堂々めぐり、らちがあかないとわかっていても、だれにも打ち明けない人があまりにも多いのです。
しかし、それは美徳でも、なんでもありません。
大切なあなたの人生の時間を、もっとよい方向に使うべきです。
そのためにも、たよりになる「心の専属トレーナー」を見つけることをおすすめします。
心の探求をお手伝いするセラピストには、専門的な技法だけでなく、この人なら本音を話せる、という、信頼関係が求められます。
当ルームでは、あなたとの信頼関係の構築を第一優先に考えます。
そして、
いっしょに「じぶん発掘」の旅へ出かけてみませんか?
《『精神分析』という言葉をご存知でしょうか?》
フロイトの『精神分析』
『精神分析』とは、心理学の始祖 ジクムント・フロイトが始めて、現代まで受け継がれている伝統的な心理療法です。
「自由連想法」という手法を中心にした分析法で、時間をかけて、意識の奥に隠された自分と向き合うことを目的としています。
およそ100年前、オーストリアで生まれた『精神分析』は第二次世界大戦後、アメリカの富裕層の間で流行し、一種のステータスとしてもてはやされました。
その後、時代の変化とともに、『心理カウンセリング』という、大まかにいえば、心が原因になって起こっている目の前の問題を解決するために、比較的短期間で成果を出す手法が広まり、現在、日本を含めた世界の国々で、心理療法といえば、この『心理カウンセリング』が主流となっています。
いっぽう、『精神分析』は、約1時間の面接を週4回以上、最低でも2年間以上続ける、というルールがあり、経済的、時間的にも余裕がある方以外はハードルが高そうです。
実際に日本国内で精神分析を受ける方の数は多くないそうで、日本国内の精神分析家の人数も30名に満ちません。(日本精神分析学会HPより)
ユングの『分析心理学』
同じく、フロイトと並ぶ心理学の偉人カール・グスタフ・ユングが創始した『分析心理学』による分析法があります。
これは『夢』の分析を中心として、箱庭療法・描画療法なども併用して行います。
『精神分析』ほどルールの縛りはないようですが、やはり、定期的にある程度の長期間、分析家のもとに通い、分析を受けます。ユング派分析家として認められているのは現在48名です。(日本ユング派分析家協会HPより)
心の探求はどこまで、、、
この『精神分析』『分析心理学』の効能を、分析前と分析後を比較調査して、まったく効果がなかった、とする研究も発表されています。
しかし、『自己の探求』を何の物差しで測定するのか、万人が納得するものはありません。
だから批判する側も説得力に欠ける点があります。
フロイトやユングらが提唱した数々の概念は、その後の心理学や心理療法の基礎となり、形を変えて現代のサイコセラピーに活かされています。