双子座のあなたは、名ピッチャー?
少し前になりますが、TVのニュース番組でプロ野球選手の生まれ月についての特集をやっていました。
それによると、
プロ野球選手の生年月日を調べると、4、5、6月生まれの人が多く、早生まれ(1,2,3月生まれ)の人が少ないそうです。
その割合は4~6月生まれが34%、1~3月生まれが15%、と、倍以上の差があります。
(東京農業大学勝亦陽一准教授の調査による)
その原因は何なのでしょうか?
もしや、生まれた星座で向き不向きがあるの!?、、、そういう系の話ではなかったです。
その理由はちょっと考えさせられるものでした。
しかたなく、でなく、じぶんから、、、
中学生までは、生まれ月の差で成長度合いが違い、4,5,6月に生まれた選手が体も大きく有利とのこと。
そのため、4,5,6月生まれの人がレギュラーのいいポジションをとる確率が多いそうです。
その経験から自信と優越感が生まれて、そのまま高校野球でもいいポジションをとり、優秀な選手はプロ野球へ行って活躍するそうです。
それに対して早生まれの選手は、中学までは体格が劣りがちで、レギュラーになる選手も少ないとのこと。
熱心に練習しても芽が出にくく、レギュラーをあきらめたり、野球をやめてしまう人が多いそうです。
その結果、自然とプロ野球選手になる早生まれの人が少なくなるそうです。
それでは、単純に、体力差の問題?
でも、大人になったら、生まれ月で体格がちがう、なんてことはありませんよね。
番組では、この事実を以下のように分析していました。
「実力や体力でなく、本人が中学までに抱いた『劣等感』がブレーキをかけている」、という結論でした。
ようするに、中学まで辛抱してがんばれば、高校の頃には身体が追いついて対等にプレーできるのに、それに気づく前に、本人が「自分はだめだ」と思い込んで、あきらめる傾向あるのだそうです。
星飛雄馬の瞳は燃えている、、、
その一方で、こんな結果も紹介されていました。
なんと、プロ野球で優秀な成績を出して賞を獲得するのは、早生まれの選手がダントツで多いらしいのです。
これは、10代前半までのハンデを乗り越えてがんばった早生まれの選手が、その経験から人一倍努力するようになり、実力、精神力ともに抜きんでてくる、と考えられるそうです。
この傾向に気づいた、前橋市のある中学生野球クラブでは、選手を体格別に分けて練習や指導を始めました。
チーム編成も、同じ体格の人同志でじっくり基礎練習をするか、自分より体格の大きい人とプレーするか、あえて本人の意思を聞いて決めるそうです。
それによって、本人が将来性を自覚できて、あせらずに努力できるようになるとのことでした。
このクラブで育った選手は高校野球の強豪校に進んだり、公立高校の野球部でプレーしたり、いずれも本人の考えにもとづいて、自分なりに積極的に野球を続けるようになっているそうです。
大きな舞台をめざすだけでなく、自分なりにマイペースで続ける、選択もある。
すばらしいですね。
その人なりに、価値のある道を選んでポジティブに生きていく、ということですね。
この番組から学べたことは、
その人の捉え方次第で、自分をプラス思考にもマイナス思考にも誘導できる、ということでしょうか。
自分を他と比べて評価するよりも、自分自身をもっと活かすために、という発想で行動した方が、結果的にはよいパフォーマンスができるのかもしれませんね。
あなたもこれを読んで、昔にザセツしてやめたことを思い出したら、またチャレンジしてみてはどうでしょう。
その際のモチベ―ションアップ法は、
生まれた星座で占ってみる?、
スポ根アニメ風にがんばる?、
それとも『心の専属トレーナー』に相談? ……すみません、宣伝を入れてしまいました(~_~;)……
おわり