「いくらがんばっても空回りするばかり」
「自分の中で壁にぶつかっている」
「ものごとが全然すすまない」
など、
だれでも行きづまりを感じる時があります。
「まあ、いっか」
「なんとかなるさ」
と、かるく気持ちを切り替えることができればいいですが、
ヘタに思いつめると、
さらに行きづまってしまうこともあります。
そんな時、
行きづまり状態から抜け出せる方法はないでしょうか。
あります。それは、
あるコトバを心から思うのです。
そのコトバは、
「ありがとう」。
「なあんだ、、なんか平凡。。。」
と思われるかもしれません。
でも、
普段から口にしている「ありがとう」も、
本当に気持ちを込めて言う機会はどれくらいあるでしょうか?
特に、何かに行きづまっている時は、
心に余裕がなくて、
生真面目な人ほど、自分の欠点しか目に入らなくなります。
わるく言えば自分本位になってしまいます。
そのように行きづまっている時、
「ありがたい」という気持ちが、
心の視野を広げてくれます。
「ありがとう」というコトバは、一種の力を持っています。
たとえば、
人に親切を施したとき、その人が「ありがとう」とよろこんでくれたら、より親しみが湧きますよね。
逆に素っ気なくされたら、それ以上親しくする気持ちは薄れてしまいます。
(無償の愛を貫く人は別ですが)
思いやりの気持ち、モノ、お金、
やりとりをするには、受け取る人がいないと成り立ちません。
そして、
「ありがたい」気持ちで受け取ると、提供した人にもよろこびが返ってきます。
そのよろこびが原動力になって信頼が深まり、交流がさかんになります。
じっさい、この世界のあるゆるつながりは、
この「ありがとう」の法則によって活発化しているといってもいいでしょう。
だから、
人に何も与えられない状況にあっても、
心を込めて「ありがとう」と言うだけで、すばらしい贈りものを送ることができます。
また、言葉にしなくても「ありがたい」と思う気持ちが、心に灯りをともしてくれます。
この「ありがとう」が持つ力を活かせれば、
行きづまっている自分のことしか見ていない考えから抜け出して、
受け取る役割としての価値がある自分に気づき、
心の視野が広がるのです。
心の視野が広がると、
「自分には、こんないい所もあったんだ」とか、
「そういえば、あのことを立派になしとげていたんだ」と思い出したり。
あらたな気づきが生まれ、
行きづまりから抜け出すきっかけを作ってくれるのです。
いわゆる「幸せな成功者」と呼ばれる人たちは、
「おかげさま」とか「私は運がいい」というコトバを、よく口にするといいます。
一方で、
「オレがオレが」の気持ちで成り上がった人は、一時的には良くてもすぐに失脚しやすい、といわれます。
この差も「ありがたい」気持ちを常に感じているかどうか、なのかもしれませんね。
ただ、
めったに「ありがたい」と思わない人や、「ありがとう」と言うのが苦手、という人もいます。
でも心配いりません。
「ありがたい」気持ちは、育てることができます。
たとえば、
朝の食卓に出されたサラダを見て、
「このトマトは農家の人が毎日丹精を込めて育てて、何人もの手を渡ってこの皿の上に置かれている。
その人たちがいなければ、今日こうやってトマトを食べることはできなかった。ああ、ありがたい。」
というぐあいに、
トマトを口に運ぶ前にちょっと想いをめぐらすだけで、ありがたい気持ちを膨らますことができます。
考えてみれば、あらゆるものが、だれかの働きのおかげで自分の元に届いているのです。
あなたも、ちょっとした「ありがたい」を感じる習慣をはじめてみませんか?
どんなに、追いつめられたり、八方ふさがりの時でも、
「ありがたい」気持ちを忘れなければ、光はじきに訪れます。
夜明けはすぐそこまで近づいていますよ。
そして、
心に行きづまりを抱えて、一人では支えきれなくなった時は、
心のギャップ(違和感)をフィットさせて、
輝く自分を取り戻す「マインドフィットセラピー」がお力になります。
あなたとお会いできることを楽しみにしています。
【全国対応】ZOOM(ズーム)、スカイプ、電話セッションを行っています。