伊予路を行く② 〔巨大企業との遭遇?〕

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 (愛南町~宇和島市)

観自在寺境内の木々の間から朝日が覗いた。

6時50分出発。
今日は約40キロの長丁場だ。

お寺の参拝はなく、歩きだけになる。

しばらく国道沿いを歩く。

コンビニが数百メートルおきにあった。ボーリング場もある。

ガソリンスタンドも頻繁に見かける。

 

1時間歩くと山の景色になってきたが、相変わらず車の量は多い。

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出発して30分ほどで、女性のお遍路さんを追い抜いた。

多分、同じ宿坊に泊まっていた人だろう。

 

また1時間歩く。

海が見えてきた。先のほうにうっすら見えていたのは佐田岬半島だろうか?

 

ドライブインも古くなると趣きが出てくる。

 

毎日、頼りに歩いている矢印マーク。すべての遍路道沿いにこういったシールが貼られている。

 

峠道に入る前にトイレに寄ろうと思っていたら、先ほど追い抜いたはずの女性遍路さんに追い抜かされた。

そして先のトイレに先に入られた。

仕方なく、峠道へ行く。

それにしても一度追い抜いたのに、その後、かなりのスピードで追い上げたことになる。

別に競っているわけではないが、何となく抜かれたくないという気持ちが出てしまう。

その勢いも手伝って、ほとんど休みなしでいつの間にか470メートルの頂上に着いていた。

↑    ↑    ↑

峠に入るところから見える巨大な風力発電の風車を、登って横から見ると。

↓    ↓    ↓

こうなる。

↑    ↑    ↑

後ろからみると、

↓    ↓    ↓

こうなる。

 

現在は峠道らしく木が鬱蒼としているのだが、昭和初期までは、頂上一帯は牛の放牧地として、草原が広がっていたらしい。

他にも峠道に関わるエピソードが色々と書かれている楽しめる峠だった。

中には意味がよくわからないことも書いてあるが。

 

蛇の子供が道を横切っていった。

素早くて写真撮りできず。

 

しばらく下りると、舗装路に戻ってきた。

この辺は、陽炎、トンボ、蝶々がたくさん飛び交っている。

5時間通しで歩いて、遍路休憩所で昼食をとる。

この間、トイレと靴の紐を結び直した以外は歩き続けていた。およそ5時間とちょっと。

 

12時半に出発する。

出発したすぐ後、またお遍路休憩所があった。

民家を改築して中に入れるようになっていたが、外に冷水器があったので、その場でいただく。

そうすると自転車に乗って女性がやって来た。

お遍路さんをどこからか見つけて飛んでくるようだ。

チョコレートなどをごちそうになり、先ほど昼食を済ませましたと足早にお礼を言って歩き出す。

接待所もたくさん現れるようになった。

 

昨日までと打って変わって、津島町もコンビニが乱立状態だ。

1キロから2キロの間に一軒はあった。

 

町の外れの最後のコンビニで買い出しを済ませ、ここからと約10キロの峠道に入る。

午前中の無理がちょっと左足に響き始めた。あまり急がないようにしよう。

 

国道のトンネルの左側から、最近、整備されたという遍路道を行く。

 

歩きやすいと地図には書いているが、歩きごたえがあってなおかつ歩きやすいのか、楽な道でしかも歩きやすいのかどっちだろう?

 

うーん、どっちとも言い難い。

確かに、標識はたくさん立っている。

 

ところで、今日もほとんどお遍路さんとは会わない。

午前中にデッドヒートをした女性と、逆打ちの人の2人だけだ。

ゴールデンウィークが終わったこともあるが、GWは外国人には関係ないはずなのに、あれだけたくさんいた外国人もまったく会わない。

歩くルートもこの近辺はたくさんはないはずだ。

やはりお大師様のコーディネイトが強力に効いているようだ。

 

道を塞ぐ倒木があった。リュックを外してくぐらなければ通れない。

よく整備されている、と地図には書いているのだが、、、。

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この峠の場所も松尾という地名だった。昨日も松尾峠を通ったはずだ。

同じ街道筋で2つ同じ地名があるのは、なぜだろう?

しばらく下りたら、遍路道がなんと採石場の中を通っていた。

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国道に戻る。

歩いていると、ユニクロとヤマダ電機が出現。

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もちろん、ユニクロも、ヤマダ電機も、あって当然だ。

こちらの人も、服や家電を安くていいものを買いたいだろう。

ただ、今までの道が、昔の日本にタイムスリップしたような所が大半だったこともあり、よそ者のお遍路のわがままを言わせてもらえれば、遍路道で全国チェーンのお店と出会うのはできれば避けたかった。

そんな願いもむなしく、国道を歩くと続いて、全国チェーン店が続々と出てきた。

有名企業やよく知れたブランドの看板もオンパレードだ。

考えてみれば、今は全国どこでもこれが普通の風景になっている。

経済は、企業の戦略、競争で成り立っているのだなあ、と実感する。

こうやって、統一ブランドで全国的に展開するのが効率が良いのだろう。

そういえば、四国でどこのコンビニに入っても、店員の人の言葉から、方言が消えていることに気が付く。

徹底的にマニュアル化されて、標準語を義務付けられるのだろう。

そのほうが、お客には受けがいいのだろうか?

 

川の水は透き通っているとは言えない。

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交通量の多い中、宇和島市街に入る。
宇和島城が見えた。
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午後5時過ぎ、今日の宿に到着。

国道のトンネルを使わず、峠を2つ越えてきた、と言ったら驚いていた。

距離の長い日は国道のトンネルを使って遍路道を端折る人が多いそうだ。

昨日の予約の時点で、宿のボイラーが壊れてしまい、風呂と洗濯は、近くの銭湯に行ってほしい、と言わていれた。

そんな事情だったので、他に4人、予約の電話が入ったが断ったそう。

なぜ自分だけ泊めてくれたのだろう?

銭湯まで車で送ると言ってくれたが、朝食の買い物をするため、自転車を借りて場所を聞いて向かうことにする。

 

思わぬ展開で、宇和島を自転車で走ることに。
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銭湯についた。

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風呂と洗濯をすます。

さっぱりした。

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宇和島のアーケードは自転車に乗ったまま通行可能だ。シャッターが下りている店が多い。

ここら辺は、宇和島駅の近くで中心地らしい。もう駅前はどの街も閑古鳥が鳴いていて、街道沿いに店舗が移っていっているのだろう。

 

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※自転車に乗りながらのスマホ操作はいけません。

今日は移動だけだった。40キロ+峠越え2ヶ所はかなりきつかった。

 

明日は、四十一番から四十三番までを参拝する予定。

距離的にも、あまり無理をするのはやめよう。

 

あなたとお会いできることを楽しみにしています。

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