一人で歩いていると、自分の中のもう一人の自分に向かって会話をしている時がある。
調子の良い時は、自慢話などをすることが多い。
疲れてへたばっている時は、言い訳をしたりしている。
これはどういうことだろうか?
自分自身に対して、見栄を張る心理が働いているような気がする。
むしろ、他の人に対してよりも、一番、自分自身に対して弱みを見せたくないものなのかもしれない。
普段の生活でも、もう一人の自分が自分と会話しているのをなんとなくは感じてはいたが、お遍路の最中だと、よりはっきりとわかる。
歩く以外にすることがないと、自分の心ぐせというものに、直面するものだ。