『天地遍路』のブログ

〔 旅の振りかえり 〕 

投稿日:2018年9月22日 更新日:

《平成30年7月に発生した豪雨災害で、遍路道の通っている地域も大きな被害を受けたことを報道等で知りました。

不幸にも犠牲になられた方に心よりお悔やみ申し上げます。被災された方々に心よりお見舞い申し上げます。

早期の復興が叶いますようお祈りいたします。》

気がつけば、

遍路旅を終えてから、早や4ヶ月近くも経ってしまった。

 

お遍路中、目をこすりながら眠気をこらえて、できるだけその日の内にブログを更新していた。

ただ、今、読み返すと、その日によって書く視線というか、テーマがバラけているなあと感じる部分も多い。

後から読んでくれる方も、どこから読めばいいのか、とまどってしまうのではないだろうか。

 

そこで、旅の記憶が薄れないうちに振り返りつつ、はじめての遍路旅で感じた印象を簡単にまとめてみたい。

 

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1つ目は、

『お大師様は今も生きている』

と実感したことだ。

 

「同行二人」という言葉は、お大師様が遍路行者とともに歩かれ、常に行者を護っていただいている、という意味だ。

この言葉の通り、お大師様の存在を感じさせることが度々あった。

 

例えば、

お遍路道中の人との出会いは、まさにドラマティックなものだった。

まるで、あらかじめ準備されていたかのようなタイミングで人と出会い、こちらが答えを求めているテーマについて、ご自分の身の上の話として語ってくれたこともあった。

日によってはほとんど誰とも会わず、自分と向き合いながら歩いた時もあった。

一方で、沢山の人と出会ったり、お互いに苦笑いするほど同じ人に何回も会う日があったりなど、その日によってご縁の形がバラエティに富んでいた。

 

だれかが「今日のテーマはこれ」、とコーディネイトしているとしか思えないほどだ。

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またこの旅を始めるにあたって、お大師様のご修行や奇瑞の聖蹟を巡りたい、という思いがあった。

「打てば響く」のごとく、思いが通じたのか、初めての遍路にしては、予期せぬディープな場所まで参拝させていただけたと思う。

 

例えば、

徳島二十一番 太龍寺の南舎心ヶ嶽、

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高知二十六番 金剛頂寺の「東の窟」、

 

愛媛四十五番 岩屋寺の逼割禅定と、その前後の不思議な巡り合わせ、

 

愛媛六十番 横峰寺奥之院の星ヶ森、

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コースには入っていなかったがトントンと登山する流れになっていった四国一の霊峰石鎚山、

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他にも、江戸時代まで札所として多くの参拝者があった数々の神社に、呼ばれたかのようにお参りできたことなど、

 

他にも挙げればきりがないが、まさに導かれてここに来た、としか思えないようなことが度々あった。(出発前に下調べをほとんどしなかった事も、かえって幸いしたかもしれないが。)

 

一体、誰がこの流れに導いたのか?と考えると、四国霊場においては、「お大師様」としか考えられないではないか。

 

途中の遍路宿などでも、お大師様の奇蹟によって、命を救われた人の話をいくつかお聞きできた。

今もお大師様は、祈りを向ける人の心に応えて、加護していらっしゃるのだろう。

 

昔から、多くの人が四国遍路に惹きつけられるのは、そこに息づくお大師様のお力を感じているからではないだろうか。

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2つ目は、

『シンクロニシティはいつも身近に起きている』

という気づきだった。

シンクロニシティ(略してシンクロ)とは、かの有名な心理学者ユングが提唱した「意味のある偶然の一致」のことだが、それを身をもって経験できた気がする。

 

旅の間に、普段考えている事や、意識を持ちつづけていたことが、突然、形になって目の前に現れたことが何度もあったのだ。

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なぜそうなるのか、と考えてみた。

 

お遍路中の生活はいたってシンプルになる。

朝起きて、歩いて、お詣りして、宿に着いて、食って寝る、という日々が続く。

日頃の雑事というものから完全に切り離されて、ひたすら頭の中に浮かぶさまざまな思いをかみしめる時間ができる。

そんな生活を送っていると、シンクロ現象が現れた時に、すぐにそれと認識できるのではないだろうか。

 

大小いろいろなシンクロ体験をしたが、その中でも、

徳島から高知にかけて行動を共にした「フロリダ二人組」との出会いは、シンクロを如実に感じさせてくれた。

(後でメールアドレスを交換しなかったのが残念だ。)

 

一つ目に挙げた、数々の「お大師様のコーディネイト」にも、シンクロ現象が大きくかかわっているように思う。

これを、お遍路さんの信心がなせる業、と見る人がいるかもしれない。

もちろん、お遍路旅という、普段と違う環境にいるのだから、何か神秘的な力が働くのでは、と考えなくもない。

しかし、自分自身とくに不思議現象を求めていたわけでもなく、目前に起こることは冷静にとらえていたつもりだ。

 

そこで、今の時点で考えつく結論としては、

 

シンクロニシティとは特別なことではなく、実はいつでも、どこでも、だれにでも、身近に起こっていることなのではないか、ということだ。

 

ただ、日常の生活では、その兆候を見逃したり、浅はかな先入観で否定して、はっきり認識できないだけなのだ。

巷の流行りでは、このシンクロ現象のことを「引き寄せの法則」というのかもしれない。

 

以上、2つの印象を強く感じた旅だった。 

 

多少、スピリチュアル的な印象に偏ったかもしれない。

しかし、この、神秘的な世界との出会いと、人の情のあたたかさ、道すがらの風景の感動、うどんの美味しさなどが、混然一体になって旅人を迎えてくれるのが、『遍路の魅力』と言えるのかもしれない。

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あと、自宅へ戻って、しばらくして感じたのだが、

現実の生活に戻って、ふと四国を思う時、「ああ、だれかが今も廻ってくれているんだなあ」とほっとする気持ちになることがある。

 

まったく根拠のない感覚なのだが、まるで、だれかが遍路を廻ると、磁場の流れのようなものができて、その磁場に人が惹きつけられて、その人がまたその磁場を作っていく、という感じで長い年月、引き継がれてきた、というイメージが浮かぶのだ。

いつかは自分もまた、その引き継ぎのバトンを受け取って廻れたら、という気持ちにもなる。

 

 

歩いている最中を思い出すと、

その時々に感じた素直な思いが、自然に心に浮かんできていたと思う。

へんに気張って、心を見つめよう、と集中してわけではない。

道中で自然や人のやさしさに触れたり、お寺で一心に拝むと、忘れていた純粋な感情が、瓦礫のように山積された日常の雑念の中から、ふるいにかけられて頭を覗かせるかのようだった。

 

表面上では、健康のため、体力試しのため、トレッキング感覚で、など、現代風で軽やかな動機を言う遍路の方も多い。

しかし、遍路を廻る人の心には、必ず何か、内に秘めた思い、お大師様と自分だけの間に立てた『誓い』があるように思えてならない。

それは年齢、性別、国籍は問わない。

全てのお遍路さん共通だと、しみじみ感じた。

 

今回廻らせていただいて、とても多くの先達、大先達が、何度もくりかえし遍路を廻られていることがわかった。

初回のお遍路は、ほんの鼻タレ小僧でしかないのだ。

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だから、1回廻っただけで遍路の印象をまとめようなどとは、まだまだ早い、と叱られそうだ。

 

ただ、再度廻る機会に恵まれるかどうかは、わからない。

もう、通しで遍路をするのは不可能ではないかと思う。

そういったことで、今できる範囲でブログに記録を残したわけだ。

 

といいながらも、2回目を廻るとしたら、今度は逆打ちで、と心の片隅で妄想も始まっている。

もしかしたら、これは『お四国病』の初期症状が出てきているのかもしれない。

 

 

最後にペンネーム「天地遍路」の意味を書いておこう。

 

ずいぶん偉そうな名前にも読めるが、この名前は今回の旅で、やろうとしたことを凝縮しただけなのだ。

 

今回の旅では、

①   日の出の太陽を拝む (天)

②   できるだけ大地に触れる (地)

③   八十八札所を歩いて参拝する (遍路)

この3つを実行しようと決めたのだが、それを4文字の名前に当てたのが、「天地遍路」というわけ。

 

理由は意外と単純でした。

以上

 

 

お遍路のブログを終えるにあたって、

この旅を始めるきっかけを与えて下さり、天と地に触れる素晴らしさを教えてくれた、エハンデラヴィ氏、ゲリーボーネル氏に心より感謝いたします。

                         ” 南無大師遍照金剛 ”
                                   天地遍路

 

あなたとお会いできることを楽しみにしています。

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