あなたは、どんな時にあせりますか?
最近あせってしまった経験はありますか?
たとえば、
「目覚ましが鳴らずに寝坊して会社に遅れそう」とか、
「思っていた通りにものごとがすすまない!」など、
遅れをとり戻そうとする思いが心を圧迫して、人はあせります。
「あせる」という言葉は、いいい意味では使われませんね。
だれでも、あせらずにいたいものです。
「あせり」を解剖してみると、、
理屈っぽく考えれば、
「現状に満足していないから、あせる」ともいえます。
たとえば、
「私はもっときちんとしているはず」
「他人からもっと有能だと思われているはず」
言い換えれば、
「今の自分に満足していない」気持ちが「あせり」になって表れる、とも言えないでしょうか?
(ちょっと飛躍しすぎ?)
「あせらない人」とは?
では、あまり「あせらない」人はどんな人でしょう。
あせらない人とは、かんたんに「まあ、いいや」と思える人です。
不都合な状況に遭っても、自分の評価が落ちそうでも、それを許せる人です。
すぐあせる人のように、「私は~であるはず」という気持ちがそれほど強くないようです。
ただし、だからといって「ルールを守らない人」ではありません。(あせらない人の名誉のため。人によるかもしれませんが)
すぐあせる人にとって、「あせらない人」はうらやましいですね。
私もすぐあせる方なので、よくわかります。
私たちも、もう少し「あせらなく」なれないでしょうか?
イコールをやめよう
あせるクセを治すカギは「イコール」をやめることにあります。
何のイコールでしょうか?
それは、
「急ぐ」=「あせる」です。
すぐ「あせる」人は急ぐと同時に「あせるスイッチ」が働いてしまいます。
「急がなきゃ」と思うが早いか、「あせらなきゃ」と、自動的に考えてしまうのです。
でも、よく考えると、これはまったく必要のないことです。
考えてみると、「あせらない」でも「急ぐ」ことはできるのです。
それどころか、あせらない方が、よほど間違いもないし、スピードも速くなるんです。
だから「急ぐ」=「あせる」の習慣がない「あせらない人」は、とても有利です。
あわてず、冷静に、効率よく、動けるからです。
「急ぐ」⇒「あせる」のパターンは、まさに「百害あって一利なし」です。
むずかしいと思うかもしれませんが、「こころの習慣」というものは、それに気づき始めた時が、離れ始める時でもあります。
中でも、「あせる」習慣は比較的、たやすくセーブできる部類だといえます。
そして、思わぬ効果も期待できます。
①あせらずに急げれば能率もあがり、周りの評判がよくなる
②それによって、自己肯定感が上がる、自分に満足できるようになってくる
③そして、さらにあせらなくなる。
まさに、三段逆スライド方式!(なつかしいですね、あのCM。談:昭和生まれ)
究極の「あせらない」方法
わかっちゃいるけど、どうしてもあせってしまう、という方のために、だれでもできる「あせり克服法」があります。
それはかんたん。
あせっている自分に、「がんばってるね」と声をかけてあげるだけで、OKです。
自分が自分の味方になってあげましょう。
自分に満足できていない気持ちがあせりを招くのですから、自分で自分を満たしてあげるのです。
なにしろ、自分のがんばりをいちばん知っているのは、自分自身のはずですから。
これがかんたんでもあり、究極の「あせり克服法」かもしれません。
さて、私も、
セラピールームにだれも来ない日があっても、けなげに待っている自分をほめてあげましょう。
「がんばってるね♡」
そうすれば、あせりもどこへやら、、、?
おわり