あなたはこんな経験はありませんか?
「考えてはだめ、と思うほど頭から離れなくなる」
「眠むらなきゃ、とあせるほどねむれない」
「人前であがってはいけない、と思うほど震えが止まらない」
気にすればするほど、ドツボにハマる状況。
私もけっこうあります。
このような状態の時は必ず、
ある心理パターンが共通して起こっています。
それは、
『逆心理(リバースサイコロジー)』。
逆心理とは、
昔話の『鶴の恩返し』に出てくる、
「ぜったいに部屋をのぞかないでください」と言われると、
どうしても気になって覗いてしまうような反応のこと。
この『逆心理』はだれでも経験しています。
たとえば、
「この話、絶対に秘密なんだけど」
と前置きされるとだれかにしゃべりたくなったり、
『興味のない方はクリックしないでください』
というボタンを思わずポチっとしたくなったり、、
「もっと勉強しなさい!」
と親に叱られるほど、子どもが勉強しなくなくなる、、、、など。
「~してはだめ」「~しなさい」と強制されると、
どうしても反対のことをしたくなりますよね。
逆心理は普通、
人とのコミュニケーションの中で生じますが、
同じことが自分の心の中で起こると、
考えていることの反対をやってしまうという、
ジレンマが生じてしまいます。
心の中で逆心理が起きると、やっかいです。
どんどん悪循環にハマっていきますし、
深刻な場合は、
手洗いや確認が止まらない強迫症になってしまうケースもあります。
では、
心の中の逆心理を軽いうちに止めておくにはどうしたらいいでしょうか?
まず、逆心理自体はだれでも普通に経験する、
という認識をもちましょう。
ハマったとしても、そんな自分を責める必要はありません。
気にしないのが一番の得策なのですが、
その「気にしない」を意識しすぎてしまうことが、
逆心理のワナなので、ほんとうにやっかいです。
単にストレスを和らげたり、リラックス法をしても、それだけでは難しいでしょう。
やはり大切なのは、
「そんな自分を受け入れる」
という気持ちです。
しかし、
ただ「自分を受け入れましょう」と言われても、
「それができたら苦労しないよ」と思う方が多いはず。
自分の全て受け入れる、というのは、カンタンそうでいて
じつはムズカシイのです。
だから、
何でもかんでも100%受け入れる、
でなく、
「まあ、いいか」
ぐらいで考えておくとちょうどいいのです。
そして、
「気にする」ことがあっても、
深刻にならずに、
軽いノリで受け止めてみましょう。
たとえば、
ダチョウ倶楽部が、熱湯風呂にまたがって、
「押すなよ―押すなよ―」と言っているギャグを思い浮かべてみます。
(このギャグも、じつは逆心理のひとつ)
思い浮かべただけで思わず笑ってしまいます。
そして
「自分の今の状態はダチョウ倶楽部のギャグみたいなものだ!」
と思うと、フッと肩の力が抜けませんか?
そして、状況をゆるく受け止められると思うのです。
ご自分のツボにハマるような、
笑える逆心理のイメージを用意しておいてみてはどうでしょうか?
もし、そんな気持ちの余裕はないよ、という方がいらっしゃれば、『心の専属トレーナー』がお手伝いさせていただきます。