年のはじめに
一年の目標を立てる人は多いですね。
なにか新しいチャレンジをしよう、
と思う人も多いでしょう。
じつは、
お正月期間に
YouTubeを観ていて、
なんとなく
英会話教材の広告が目立つなあ、
と感じました。
もしかすると、
「新年のチャレンジャー」をねらって
広告を出しているのかもしれませんね。
(たんなる偶然かもしれませんが、、)
ちなみに、
アメリカのある研究所の統計によると、
新年の目標が達成できない人は
なんと92%だそうです。
日本人以外にも、
新年のチャレンジ癖ってあるんですね。
しかも、
高確率でザセツしている、
という現実、、。
これは各国共通のようです。
ところで、
英会話教材の
YouTube広告を見て、
ふと、思ったんですが、
英会話って、
ムズカシくて、
がんばってトライするもの、
というイメージがありますよね。
英会話ペラペラの人でも、
英語がニガテな人でも、
英語を勉強をする時は、
勉強モードになることを
ある程度は意識するはずです。
積極的な人はともかく、
英語がキライな人ほど、勢いをつけないと机に向かえませんからね。
そして、当然、
勉強の成果は、
やる気とか、
モチベーションとかで、
ぜんぜん違ってきます。
それに比べて、
日本語の会話はどうでしょうか?
私たちは皆、
日本語はペラペラです。
「クールジャパン」が好きな外国人にとって、
私たちはまさにクールな存在。
でも、
「日本語しゃべれるように勉強しよう」
とがんばった記憶ってありますか?
当然ながら、
ないですよね。
がんばらなくても、
いつのまにかしゃべれていました。
なぜかというと、
周りには日本語が飛び交っていて、
自然に耳に入ってきたから。
あたりまえのように、
日本語に触れていたからです。
「日本人だからあたりまえだろう!」
とツッコミが入るのは
承知の上です。
でも、
よく考えると、
これって、
すごいことだと思いませんか?
要するに、
「がんばってチャレンジする」時の成功率は
個人のやる気、力量に
左右されるのですが、
「あたりまえ」の環境で
淡々と繰り返していることは、
ほぼ100%の成功率なんです。
そこには、
やる気、とかモチベーション、
上達のコツとか、秘訣とか、
そんなものは必要なく、
お正月のお屠蘇の勢いも必要ありません。
そこで、
年の初めに、
この「あたりまえ」の力を、
もっと見直してみませんか?
心の世界でも、
毎日、考えていることで、
その人の未来は方向づけられます。
私たちが日本語ネイティブに
なった環境と同じで、
だれの心の中にも、
独り言をつぶやく自分と、
いつもそれ聴いている自分がいます。
その2人の会話で思考は出来上がります。
毎日、
心の中でつぶやく時、
自分を責めたてる言葉を
「あたりまえ」にするか、
楽しく、ワクワクする言葉を
「あたりまえ」にするか、
選んだ「あたりまえ」が
そのまま採用されます。
しかも、
その選択の権利は
自分にしか与えられて
いないんですね。
年の初めに、
一年の目標を考えるのも
いいことですが、
その前に、
どんな「あたりまえ」を選ぶか、
じっくり考えてみては
どうでしょうか?