こんにちは。
『あなたの心の専属トレーナー』
脇山あきらです。
いきなりすごいタイトルですね。
”潜在意識なんて要らない”って。
なにせ潜在意識は
心理セラピストの仕事場(?)
みたいなもの。
表面意識と潜在意識のギャップを
フィットさせることが
生業(なりわい)なのですから。
でも
これを読んでくださっている
あなたには、
この機会に
ホントのことをお話ししましょう。
じつは
「潜在」意識なんて
もともとは、なかったんです。
それは、
ヒトの意識に
境界線を引いて
あとから名前をつけただけ。
人類が
このモデルを考え出したのは
100年ちょっと前のことです。
表面意識と潜在意識の関係は
よく「氷山」で表現されます.
なぜ、
「潜在意識」が注目され
始めたかというと、
意味不明の精神的なトラブルで
苦しむ人が増え始めたからです。
そうなった理由を
ひと言でいえば、
人間が本心を
隠すようになったから。
といえます。
私たちは
「群れる生きもの」です。
集団の中でウマく
生きていくためには、
他人との関係を気にしながら、
本当にしたいことをガマンして、
自分を抑える必要があります。
そうやって周りと
歩調を合わせながら、
自分の心にフタを
してきたのですが、
そのうち社会が
どんどん複雑化していったため、
心のフタを、さらに頑丈に
バージョンアップしていかなければ
なりませんでした。
そして気がつくと
フタのあちら側と
行き来ができなくなって、
あちら側が「潜在化」
してしまったというワケ。
だから
「潜在」意識の歴史は
「自分隠し」の歴史とも
いえるのです。
そんな中、
「心の症状」で苦しむ人は
ますます増えています。
すこしでも
そんな状態を改善するには
どうしたらいいでしょうか?
ここで、
「だから心理セラピーです!」
と、いいたくなりますが、
それはさておき。
日常の中で
心がけるといいな、
と思うことがあります。
それは
『肚(はら)におとす生活』です。
たとえば、
習い事のテキストが
始めはチンプンカンプンで
ただ見よう見まねでやっていたのが、
時間をかけて
身につけてから読み返してみると、
「そうそう、まさにその通り!」
と納得できた経験はありませんか?
ものごとを
表面意識だけで処理すると
アタマだけの理解にとどまります。
でも、肚におとすと
潜在意識の領域まで
浸透していくのです。
その繰り返しが、
「潜在」意識と仲よくなるための
トレーニングになるのです。
昔から日本人が大切にしてきた
生活習慣や技芸の修練の中には
「肚におとす」ための知恵が
数多く活かされていると云われています。
といっても、
ムズかし~く考えなくてOKです。
『肚におとす生活』とは、
要するに、
”当たり前の日常を丁寧に生きる”
ということです。
でも、それだけでは
ちょっとバクゼンとしていますね。
たとえば
「呼吸」。
呼吸はだれでも絶えず
していますが、
その呼吸を意識して
深く、丁寧に行うことで、
心とカラダのバランスを
整えることができます。
瞑想やマインドフルネスなどで
呼吸を重要視するのは、
やり方によって潜在意識まで
コントロールできることが
わかっているからです。
同じように
普段の食事で、
テレビなどつけずに、
食べたものが舌に触れ、
歯で砕かれ、
喉を通っていく感覚を
しっかりと感じてみるとか、
五感を注意深く感じながら、
自然の中をゆっくり歩いてみる、
なんていうことも
とても心を充たしてくれます。
表面意識だけで
あわただしく毎日を
こなしているだけでは、
目に見えるものしか信じられなくなり、
ものごとを損得勘定でしか考えられなくなります。
でも、潜在意識には
「目に見えないけれども大切なもの」
を感じて、
心を豊かにしてくれる
チカラが眠っています。
もし、
あなたが「心の症状」で
悩んでいるとしたら、
そんな潜在意識のチカラを
あまり受け取れていないのかも
しれません。
1つの言葉、1つの行動の意味を
ていねいに、深く考える、
そんな
自分なりの「肚おち」習慣
を意識していると、
「潜在」意識は、
今よりもっと
あなたを助けてくれるはずですよ。