『天地遍路』のブログ

讃岐路を行く③  〔宇宙船も船のうち?〕

投稿日:2018年5月26日 更新日:

(金刀比羅宮+76番金倉寺⇒78番郷照寺)

善通寺本堂の瓦越し。

部屋から見える空は、完全な曇りだった。

太陽は隠れている。

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5時半から御影堂で朝のお勤めがあった。

広々とした本堂に入ると、左右の扉が開け放たれて、爽やかな朝の空気が堂内に入ってきていた。

法話と導師は、善通寺の管長さんだった。

お勤めの前に法話があり、日大アメフト部の問題を話された。勝つことにこだわり過ぎると道を踏み間違える、本当に価値のあることは何なのか、をよく考えること、と言う内容だった。

 

真ん中の護摩壇に管長さんが座り、僧侶が10数名、その両脇に並んで一斉に勤行が始まる。

 

美しい音程で、息がぴったりと合い、芸術的な感じさえした。

さすが総本山のお勤めだ。格式と威厳を感じる。

 

空海が唐から持ち帰ったという錫杖のお披露目があり、目前で振った音色をお聞きすることができた。

 

終わった後、内陣の奥に案内されて、空海ご生誕の場所とされる場所のすぐ近くでお参りをさせていただいた。

 

続いて、昨日できなかった戒壇巡りをした。

真っ暗な地下を左側の壁を伝って歩くと、途中にお堂があり、テープでお大師様の声が流れる仕組みになっている。

「人生を大切に一生懸命生きなさい」と言う内容の声が流れた。その後また真っ暗な道を壁を頼りに進み内陣へ戻った。

 

法話、お勤め、戒壇めぐり、とけっこう長い時間がかかり、出発が少し遅くなった。

 

 

7時40分に出発。

今日、まずは金比羅宮に向かう。

 

金比羅宮は、「こんぴらさん」として有名な神社。

全国の金毘羅神社・琴平神社の総本宮だ。

四国の中でも重要な神社であり、空海が金比羅神の霊示を受けて、番外札所の箸蔵寺を建てるなどされているので、ぜひお参りしたいと思っていた。

 

往復で5時間位かかるとは思うが、行くことにした。

 

曇り空の中、しばらくは大きな道路を進む。

金刀比羅宮への道は、もともとお遍路道は無いので、スマホのGPSで道を探しながら行く。3度目のスマホ頼りだ。

 

静かな道に入ってきた。このあたりにも小麦畑が広がっている。見慣れてきた風景だ。

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中には刈り入れが終わっているところもある。

今は、「新そば」ならぬ、「新うどん」の季節なのだろうか。

 

線路の横を通る。

 

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「琴平」と言う行き先が出た電車が通った。電車でも行けるが、徒歩で行く。

 

1時間半後ほど歩いて、

金刀比羅宮参道に着く。

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なんと温泉街と観光地になっていた。金刀比羅宮名物の長い石段の参道の両側には土産物屋やうどん屋が立ち並び、大勢の参拝者(観光客?)で賑わっている。

 

参道は広いが、絶えず人が行き交っている。凄い人数だ。

 

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金刀比羅宮にお遍路さんはほとんど来ないらしく、お遍路装束はけっこう目立っていた。

 

ここも同じ香川県内だが、お遍路のルートから数キロしか離れていないのにかかわらず、遍路をあまり見たことがない人が多いようだ。

たくさんの人が喘ぎながら、石段を登っていく。

急な勾配の所もある。

 

ようやく本殿に到着。参拝する。

 

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金刀比羅宮のご祭神は、大物主命ということになっている。

昔は諸説あったらしいが、現在では大物主命に落ち着いているらしい。奈良の大三輪神社と同じご祭神だ。

拝殿の右横には遠くまで街並みを見下ろせる場所があった。

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本当は本殿の横から、さらに奥社に行けるはずなのだが、昨年の台風の影響で、参道が崩れてしまい、現在は行けなくなっている。

奥宮には、神気あふれる空間が広がっていることが多いのだが、残念だ。

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金刀比羅宮は海の守り神なので、安全祈願のために額に入った船の写真が奉納されている。

宇宙船も船のうちなのだろうか、日本人で初めて宇宙に行った秋山豊寛さん奉納の絵もあった。

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本殿より下の場所に鎮座されている旭社というお社にもお参りした。

 

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ここは造化三神と言われる神様を祀っている。この拝殿の内部は広く、真っ暗で装飾が1つもなく、それがかえって荘厳な雰囲気を醸し出していた。神様がここに鎮まっているような感覚がした。

 

 

神馬がいた。が、寝っ転がって休んでいた。馬も立ちっぱなしでは疲れるのだ。

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参道の途中の一角で、海上自衛隊が掃海殉職者の追悼式を行っていた。

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戦後、瀬戸内海の機雷除去などで数十名の隊員の方が殉職しており、毎年5月の最終土曜日に追悼式が行われているそうだ。奥の方から式典中の掛け声や号令が聞こえてきていた。

 

人混みの中、石段を降りていく。

予定よりも早めに金刀比羅宮を終えることができた。

 

10時50分ごろ、七十六番札所へと向かうことにする。

 

途中、電話で今日の宿の探して、一軒に電話をしたら、「今日は孫の運動会にいこう思っとったんで…晩御飯は作れんけど、朝ご飯ぐらいだったら出せますよ」との返事だった。

孫の運動会があるのでご飯の支度ができないらしい。

まぁしゃーないな、と言う感じでOKした。

遍路宿は、高齢の人が1人か2人でやっている所も多いので、宿の切り盛りもマイペースでやらないと、無理してはできないのだ。

 

だんだんとそういう事情がわかってきた。電話口で正直に事情を話すのも、憎めないところだ。

 

途中、道路沿いの大きいうどん屋さんに入る。またも醤油うどんにする。

味は、まぁ及第点だ。でも、東京や千葉で、このうどんを出したら大繁盛することだろう。

 

讃岐に入って、はや3日目で、おいしいうどん店の見分け方(単なる好み)がだんだんわかってきたような気がする。

もう少し確信が持てた時点で、発表することにしよう。(注:食レポとはちがう)

 

ただ洋風な名前にすればいい、というものでもないと思うが。どことなく可笑しい。

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今日は曇り空が幸いして、全然暑いと感じない。

 

午後1時過ぎに、

●七十六番 金蔵寺に到着。

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ご本尊は薬師如来。

そして、このお寺は智證大師 円珍が生誕された場所だということだ。

お寺を開基したのは、領主の和気道善。

自分の苗字に関連がありそうな名前だ。

2日目のブログでも書いたが、自分の実家の家紋がその周辺では見当たらない丸十の家紋で、ルーツを調べたいと思っていたが、未だに手がかりもつかめていない。

 

この和気氏と何か関連があるのではと思い、まず寺の寺紋を聞いてみたところ、丸十ではなく、別の紋だった。

住職さんはご不在だったが、代々の方ではないので多分知らないだろうということだった。

 

広い境内で伽藍も多く鎮座されていた。

本堂の前に、大きな算盤の珠ようなものが数珠つなぎで天井から掛けてあり、それを回すことでパチパチと音を立てるようなものがあった。

(写真を撮り忘れた。言葉で説明するのは難しい)

続いて、七十七番に向かって歩く。

 

途中で意味不明なものを発見。これは何のお知らせ?

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えっ! 家がすぐ近くにあるのに畑を焼いている?

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午後2時50分

 

●七十七番 道隆寺に到着。

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ご本尊は薬師如来。

七十六番と同じく、領主和気氏の創建。

寺紋についてお聞きしたが、丸亀藩の紋に似ているが、少し違うとのことだった。

丸十では無いようだ。

 

七十八番 郷照寺までは約7キロ。お寺の受付の時間にギリギリ間に合うかどうかなので、少し急ぎ足で歩く。

 

後ろから「お遍路さん」と声をかけられた。

初老の男性が家から急いで出てきて、「息子が作ったんです。」と言って、小さな焼き物もお地蔵さんを渡された。

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午後からだんだん晴れてきた。気温が上がって暑くなってきた。

 

 

造船所のクレーンのようなものが見える。海が近いのだ。

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丸亀の市街地に入った。

大きい街でいるもあるのだが、なぜか静かな感じがする。

人も少ない。

 

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4時40分、

●七十八番 郷照寺に到着。

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ご本尊は阿弥陀如来。

ここは一遍聖人が逗留して布教した歴史があり。それ以来、時宗に宗旨が代わった。

現在は時宗と真言宗の2つの宗派を名乗っている。

お寺の境内には、一遍聖人に関するものは見かけなかった。

 

鬼瓦を間近に見ることができた。

 

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参拝を終え、古い町並みを抜けて宿に向かう。

 

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途中道が分かりにくくなり、地図を見ながら立ち止まっていると、車の中から、どこに行くの?と声をかけてくれて道を教えてくれた。と、そこに、通り掛かった男性がまた教えてくれる。

教えられたとおりに歩いていると、その男性がまた追いかけてきた。今、伝えた病院の位置が、地図と違っていて混乱するかもしれない、と思って心配になって追いかけてきた、ということだった。

 

お遍路が迷っていると、放っておけないのが、このあたりの人たちの気質なのかもしれない。

ありがたいことだ。

 

少しおそくなり、午後5時40分、宿に到着。

 

今日の民宿は、お遍路だけでなく、観光や仕事の人も泊まっているようだ。

 

区切りで歩いている女性が泊まっていた。もう10回以上かけて少しずつ廻っているらしい。

今回は明日で、終了とのこと。

 

 

ふと気がつくと、札所めぐりも、あと10ヶ寺を残すのみ、となっていた。

明日からは、寄り道はせず、ひたすら札所を巡ることになる。

 

あと何日で廻り終わるだろう。

 

計画を立てれば、わかるかもしれないが、終わる時のことを、あまり考えたくない、という気持ちもある。

 

あなたとお会いできることを楽しみにしています。

…*…*…*…*…*…*…*…*…*…*…*…*…*…*…*…*…

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